女優、奈緒(27)と俳優、風間俊介(38)が3日、東京・紀伊國屋ホールで4日に開幕する舞台「恭しき娼婦」(19日まで)の取材会を同所で行った。米南部を舞台に、冤罪で逃走する黒人青年をかくまう娼婦リズィー(奈緒)と、彼女に虚偽の証言を迫る権力者の息子・フレッド(風間)を描き、人種差別や人間の尊厳などを問う名作だ。
2人は2018年放送の日本テレビ系「サバイバル・ウェディング」以来、4年ぶりの共演。同作では共演シーンがなかっただけに、奈緒は「いつか同じシーンでお芝居をできたらとずっと思っていた。風間さんには信頼しかありませんので、感情をぶつけるシーンも思い切り胸をお借りして飛び込もうと思います」とにっこり。風間も「今まで持っていた奈緒ちゃんの像が1ミリもない。ほれぼれするというか、こちら側も背筋が伸びる思いです」と若手演技派をべた褒めした。
今作の上演期間と時を同じくして、風間にとってジャニーズ事務所の同期で親友の嵐・相葉雅紀(39)も12年ぶりの舞台「ようこそ、ミナト先生」(新国立劇場 中劇場、4~19日)に主演する。風間は「進捗状況はお互いに共有しています」と連絡を取り合い切磋琢磨していることを明かしつつ、「心強いですね。同世代がみんなで頑張っている時間はありがたいし、負けていられない」と力を込めた。
同25、26日には兵庫県立芸術文化センター阪急中ホール、30日には愛知・日本特殊陶業市民会館ビレッジホールで上演される。