50代の女性従業員が亡くなった「すき家」の店舗=2日午前、名古屋市 牛丼チェーン「すき家」で今年1月、50代の女性従業員が「ワンオペ」と呼ばれる1人勤務中に倒れ、その後死亡していたことが2日、分かった。再発防止のためすき家は、1人勤務が残っている午前5時から9時までの早朝時間帯も月内に、複数勤務体制に移行する方針を2日までに決めた。
すき家によると、女性従業員は名古屋市内の店舗で、1人で勤務していた早朝時間帯に倒れ、午前9時ごろに出勤した別の従業員が発見した。病院に搬送されたが、死亡が確認された。死因は心筋梗塞という。
すき家は、犯罪や事故を防ぐため、本部への緊急連絡用に常時身につける「ワイヤレス非常ボタン」を従業員に支給しているが、女性従業員は携帯していなかったという。
すき家は2014年以降、午前0時から5時までは複数勤務体制を徹底していたが、早朝については一部の店舗で1人勤務が残っていた。同社は「より一層従業員の職場環境改善に努める」とのコメントを出した。
この記事をシェアする