世界ベルトを前に抱負を語る井岡一翔=東京都港区(撮影・加藤圭祐) プロボクシングWBO世界スーパーフライ級王者の井岡一翔(33)=志成=が2日、東京都内で会見。7月13日に東京・大田区総合体育館で5度目の防衛戦として元世界4階級制覇王者で、同級1位のドニー・ニエテス(40)=フィリピン=の挑戦を受けると発表した。
WBA、IBF世界バンタム級統一王者の井上尚弥(29)=大橋=が、今年1月に報道陣の取材に応じた際に「ファンが見たい試合を組んでいきたい。日本人同士の闘いの実現に向けていきたい。バンタム級から下げることはできないので、『5階級制覇を目指す』というコメントに期待しつつ、自分はそこに向けて2022年に発言していってもいいのかな」と井岡にドリームマッチの実現を呼びかけた。
井岡は会見で井上の呼びかけについての感想を問われ「そんなことがあったかどうかもわからないですけど、正直具体的な要素のある話ではないので。僕は別にこういう公の場で『5階級制覇を目指して階級を上げる』とも言っていませんし。どこでそういうような話になったのかわからないですけど、この件に関しては僕はしゃべればしゃべるほど自分が損をするなと思うので。あまり変に見ている人に期待を持たせることとか、現実味がないことで話したくない」と言及を避けた。
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