広島・佐々岡真司監督 =マツダスタジアム(撮影・水島啓輔) (日本生命セ・パ交流戦、広島1─0日本ハム、初戦、広島1勝、31日、マツダ)広島は完封で連敗を4で止めた。交流戦の順位はオリックスに並び11位。佐々岡真司監督(54)の主な一問一答は次の通り。
──先発の床田が8回2安打無失点で交流戦初勝利&ハーラートップタイの5勝目。素晴らしい投球
「今日は床田に尽きるでしょうね。連敗で嫌な空気のなか、素晴らしいピッチングでね。プレッシャーあったなかで初回から飛ばしてくれましたし、ギアも上がって三振を取って。だからこそ勝たせてあげたいという気持ちがね、野手の1点につながったと思う」
──8イニングで1度も先頭打者の出塁を許さず試合を作った
「これがね、やっぱり、連敗しているときはうちの野球ができていないというところで、先発がしっかり試合を作れば、きょうは1点しか取れなかったですけど、つながって攻撃してくれるだろうし。こういう勝ち方は、まあしんどい勝ち方ですけどね。またこれで勝ってくれるでしょう」
──八回先頭で床田に代打・宇草を投入。日本ハムは石川直から左腕の宮西にスイッチすると代打・堂林に変更。宮西の投入は想定
「あそこはピッチャー(一度マウンド)上がって、宇草がいったら代わってくるというのはある程度予想した中で、準備はしてました」
──その堂林が左翼線二塁打でチャンスを作った。よく打った
「前回(5月22日の中日戦)もここ(マツダスタジアム)で点を取った(代打決勝本塁打)のもそうですし、代打でね、ホントにいい仕事をしてくれてますね」
──八回無死二塁では野間が送りバントを決め1死三塁。強硬策というのは
「いや、ここはもう1点を取りに。確かに一番当たっているバッターではありますけど(投手の宮西は)左でもありますし、とにかく(二塁走者を)サードへ進める、1点を取りに行くという気持ちでいった」
──1─0の九回に登板した守護神・栗林は2安打で無死一、二塁のピンチを招いたが、後続を退け今季10セーブ目を挙げた
「そうですね、もったいないヒット(上川畑のバントの処理を試みた捕手の会沢が足を滑らせて捕手内野安打に)からだったとは思いますけど、そういうところで冷静に(無死一、二塁で代打・杉谷が投前に転がした打球を)三塁へ。バント処理も、三塁の守備も良かったし、冷静に抑えられた。まあさすがというところでしょう」
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