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井上尚弥を取材した内田篤人氏が驚く「サッカーのストイックさは比じゃないかも」/ボクシング

内田篤人氏(右)の取材を受けた井上尚弥(大橋ジム提供)

プロボクシングWBA、IBF世界バンタム級統一王者の井上尚弥(29)=大橋=が、横浜市の大橋ジムでサッカー元日本代表DF内田篤人氏(34)の取材を受けた様子が25日、テレビ朝日系「報道ステーション」で放送された。内田氏は昨年3月から毎週水曜日に同番組でスポーツコメンテーターを務めている。

井上はWBC王者のノニト・ドネア(39)=フィリピン=と再戦する日本選手初の世界主要3団体王座統一戦(6月7日、さいたまスーパーアリーナ)を控えている。初めてボクシングジムを訪れたという内田氏は「緊張感がすごい」と驚き、井上は「初めて来られる方とかだと多分圧倒される」と同意した。

練習を見学した内田氏は「足の裏強そう。上半身で打つんじゃないんだなボクシングって」と鋭い観察力。井上は「腕力が大事とか思う人が大半なんですけど、下半身からパワーを伝えてパンチに乗せる」と説明した。

内田氏はボディーブローが好きと話し、井上は「相手が息を吸ったときとか」を狙うとコツを教えた。内田氏は「すごい世界ですね。呼吸まで見ているんだ」と驚愕(きょうがく)していた。


内田氏から「一番こだわっているパンチって」と質問されると、井上は「どのパンチも精度を上げていきたいと思っているんですけど、一番こだわっているのは左ジャブ」と回答。「試合の内容をすべて作るパンチ。倒せるパンチじゃないんですけど、一番大事なパンチ」と述べた。

井上は2019年11月のドネアとの第1戦を振り返り「あそこまでの闘いをしたことがなかった。上の階級にいたドネアが下ろして参戦してくると聞いたときに、恐怖感はありました」と素直な気持ちを吐露。「すべてを楽しんでいた。5試合分ぐらいの経験をした」と収穫を語った。

内田篤人氏(右)の取材を受けた井上尚弥(大橋ジム提供)

井上は減量のつらさを「飲めなくなっちゃう」と話すと、内田氏は「結構お酒は飲まれるんですか」と飲酒と勘違い。飲めなくなるのが水分だと分かると「人間の極限までいってますね」と驚きを隠せなかった。

内田氏は生放送のスタジオで「今までお会いしたアスリートの中で一番かっこいいって感じたかもしれません」とコメント。「ボクシングは人間の限界に迫るような競技なんだなと。もしかしたらサッカーのストイックさ。それは比じゃないかもしれません。これは(ドネアとの第2戦を)見なきゃいけないです」とまとめた。