選手交代を告げる阪神・矢野監督=甲子園球場(撮影・甘利慈) (日本生命セ・パ交流戦、阪神1ー0楽天、1回戦、阪神1勝、24日、甲子園)阪神は六回の守備で美技を見せた大山悠輔内野手(27)が、その裏の攻撃で先制打を放ち、西勇輝投手(31)ら5投手が1点を守り抜いた。阪神が甲子園で楽天・田中将大投手(33)に黒星をつけるのは2007年6月20日以来、15年ぶり。交流戦白星スタートのチームは3連勝。矢野耀大監督(53)のテレビインタビューは以下の通り(チーム成績18勝29敗1分、観衆3万3186人)。
ーー最後まで厳しい展開でした
「いやあ、もうピッチャー陣がね、勇輝はじめ、出たピッチャーがホント、よく踏ん張ってくれました」
ーー西勇は
「勇輝もね、立ち上がり、ちょっと、球数が増えていって、どこまでいけるかな、というところで、らしく頑張ってくれました。渡辺も、あの場面(七回1死二、三塁で登板し、小深田から三振)、すごく緊張も高いですし、ミスもできない気持ちになると思いますが、攻めるピッチングをしてくれました。アルカンタラのところは島田もナイススプレー(七回2死二、三塁で浅村の打球を右翼手で好捕)でしたし、最後はね、優も、本当によく投げてくれました」
ーー大山選手のビッグプレーも飛び出しました
「悠輔も外野の方になって違和感なくというかね、やってくれていますし、あのプレーもこっちに流れが来ましたし、タイムリーという形になりましたし、今日は守備陣もよく頑張ってくれました」
ーー相手が田中将投手。先制点がほしかった
「そうですね、悠輔が追い込まれたところで、よく打ってくれましたけど、その前にチャンス2回でクリーンアップで回っているところで、点を取っておかないと、苦しい試合になるんで。明日(25日)はマルテと輝に打ってもらいます」
ーー初戦を取れた
「今日は絶対勝ちたい。いいスタート切りたいという気持ちで僕自身も球場に来ましたし、まだまだ派手な点を取ってという試合にはなれてないですけど、こういう試合を取りながらね、自分たちのリズム、自分たちの試合をやっていけるようにしたいです」
ーーこれで3連勝
「流れを変える交流戦に是非、したいと思っていますし、土俵際で何とか全員粘ってやれたんで、明日も全員で。でも打線の中で点を取った。そういう野球にしたいですね」
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