ウォルフスブルク、コーフェルト監督を解任…ブンデスリーガ18クラブの3分の1で監督交代が決定 ウォルフスブルクは16日、フロリアン・コーフェルト監督の解任を発表した。ブンデスリーガ1部に残留するクラブのうち、少なくとも3クラブは新監督を迎えることになり、監督の去就がすでに決定している降格クラブなどを含め、新体制の下で新シーズンに臨むクラブが「6」に上っている。
14日に各地で最終節が行われたブンデスリーガ。ボルシア・メンヒェングラットバッハ(ボルシアMG)はホッフェンハイムに5-1で大勝するも試合後にアディ・ヒュッター監督がクラブ首脳陣と「双方の合意の上」、今季限りでの退団を報告した。ここ10年でワーストの10位フィニッシュとなったボルシアMG。違約金750万ユーロで昨夏にフランクフルトから招へいしたオーストリア人指揮官の下で安定感に欠け、主力選手の契約延長拒否や売却失敗、マックス・エーベルSD(スポーツディレクター)の辞任など、雑音が絶えないシーズンだった。
また同時に、今季は一時残留争いに巻き込まれるも最終的に14位フィニッシュとなったアウクスブルク率いるマルクス・ヴァインツィアル監督が、メディアで退任の決断を表明。2-1で勝ったフュルト戦後、今夏に満了の現行契約を更新する可能性を否定し、シュテファン・ロイターSD(スポーツディレクター)との関係が良好でない様子をほのめかしている。過去にもアウクスブルクで指揮を執り、昨年4月に復帰したヴァインツィアル氏だが、同クラブを再び退団することが決定した。
そして、翌日にはさらに、昨季4位ながら今季12位に終わったウォルフスブルクがコーフェルト監督の解任を発表。昨夏にマルク・ファン・ボメル氏を招へいするも、10月に早くも監督交代に踏み切ったクラブは、後任のコーフェルト監督の下でもなかなか安定せず。終盤の4試合こそ2勝2分けと調子を上げていたが、試合翌日にはこれまで同監督を擁護してきた強化担当のヨルク・シュマットケ役員が一転して、来季に向けて新監督を迎える決断を発表している。
一方、1シーズンで降格した最下位フュルトでは、シュテファン・ライトル監督が2部ハノーバー行き内定のため退団。今季終了までマルコ・コストマン監督が暫定的に率いている17位アルミニア・ビーレフェルトも、2部で新監督を迎えるとのこと。そして最終節の結果、1部2部入れ替えプレーオフに回ることになった16位ヘルタも、フェリックス・マガト監督との契約が今季いっぱいで満了となっている。
なお報道によると、シーズン中盤には来季のチャンピオンズリーグ出場権争いに参戦していたホッフェンハイムも、セバスティアン・ヘーネス監督とともに新シーズンに臨むかについては未定だという。同監督の下でチームはシーズン終盤9試合勝ちなし(3分け6敗)と絶不調に陥り、順位も9位までに後退。特に最後の3試合はそれぞれ4失点を喫し、周囲から批判が集まっているところだ。(Goal.com)
この記事をシェアする