故郷の沖縄料理に夢をかけるヒロインとその兄妹らの家族愛を描くNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」(月~土曜前8・0)の第24回が12日、放送された。
※以下、ネタバレあり。
時は1972年。暢子(黒島結菜)は卒業後に上京する夢をあきらめざるを得なかった。兄・賢秀(竜星涼)は責任を感じて家を出ていき、暢子は地元での就職が決まる。だが、姉の良子(川口春奈)は、口では厳しいことを言いながらも、実は暢子を東京に行かせてやりたいと思っていた。暢子がフーチャンプルーを作ったある夜、母・優子(仲間由紀恵)が暢子の上京を再び提案し、長い長い家族の夜が始まる。
突然、家を出ていた賢秀から60万円(1666ドル66セント)が送られてきた。賢秀は東京でプロボクサーになり、稼いだお金を送ってきたのだ。これで借金の返済が可能になり、暢子は希望通り東京行きが決まった。
一方、三女の歌子(上白石萌歌)は音楽教師・下地(片桐はいり)から転勤が決まったことを告げられる。そこで歌子は下地から「これからいろんな人がいろんなことをあなたに言う。一切気にせず、感じるままに生きなさい。あなたはもう十分誰にも負けないぐらいすばらしい人間です。一つだけ私も勝手なことを言います。あなたはいつでもどこでもどうなっても歌うことをやめてはいけません。どんな歌でもいい。あなたがその時歌いたい歌でいい。あなたは歌い続ける。聴く人がたった1人でも。聴いているのが森と虫たちだけだったとしても。それがあなたの人生」と伝えられる…という展開だった。
片桐の圧巻の演技に胸を打たれ、早くもネットでは片桐はいりロス(?)になる視聴者が続出。「下地先生、ありがとう!感動した!」「下地先生の言葉にウルウルした朝」「早くもちむどんどんの片桐はいりロスがでそう」「まさか片桐はいりさんは今週で退場なんですかね!?」「片桐はいりさんもうでないのかなあ」などの声が挙がった。
朝ドラ通算106作目となる今作は、本土復帰から50年の節目を迎える沖縄が舞台のオリジナル作品で、「ちむどんどん」は「心がわくわく、ドキドキする」という意味の方言。女優の黒島結菜(25)がヒロイン・暢子を演じ、脚本は「マッサン」の羽原大介氏、語りはタレントのジョン・カビラ(63)が務める。主題歌は沖縄県出身の歌手、三浦大知(34)が今作のために書き下ろしたオリジナル曲「燦燦(さんさん)」。
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