原辰徳監督(中央)に労われる菅野智之(左)=横浜スタジアム(撮影・塩浦孝明) (セ・リーグ、DeNA1―4巨人、7回戦、巨人5勝2敗、12日、横浜)巨人は連敗を5で止めた。原辰徳監督(63)は右肘違和感からの復帰登板で6回5安打1失点と好投し、リーグトップタイの4勝目を挙げた菅野智之投手(32)にねぎらいの言葉をかけた。
「きょうは真っすぐも多く使って、だいぶ良かったと思いますね。そこ(ピンチを)を粘り強く投げた。(四回の)無死二、三塁。あれを0点に抑えたというのが大きかった」
不運な安打や味方の失策などでピンチを背負いながらも、二回以降は無失点。四回には無死一塁から、右翼手・ポランコがDeNA・ソトの右中間の打球をグラブに収めながらも捕球できないプレーで二、三塁とするも、後続を断った。
雨が降る中で粘りの100球を投じたエースに、指揮官は「いろんな意味で呼び水にしたいよね」と、チームとともに再浮上を願った。
チームは坂本、吉川を故障で欠く中、今月は2勝7敗と苦しい戦いが続いている。原監督は報道陣の「我慢が続いたが」との質問に「いやいや、まだ続くよ。〝我慢は続くよ、どこまでも!〟 それで戦うんだから」と前を向いた。
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