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【球界ここだけの話(2680)】広島・マクブルームの活躍はエルドレッド、シュールストロム両駐米スカウトのおかげ

お立ち台でポーズをとる広島・マクブルーム(左)。右は大瀬良

先輩のアドバイスが心にズキュンと響いた。3月に来日する前の米国でのミーティングの一コマ。広島のライアン・マクブルーム内野手(30)=前ロイヤルズ=がエルドレッド、シュールストロム両駐米スカウトから忠告を受けた。

「日本の野球は技術だけではなく頭を使ってやらないといけないよ」

エルドレッド氏は米国の球団を経て、2012年シーズン途中に広島入り。豪快なスイングで14年に本塁打王(37本)に輝くなど在籍7年間で打率・259、133本塁打、370打点。さらに積極的な走塁、献身的な守備と打撃以外の貢献度も高く赤ヘル助っ人史に名を残した。

成功の裏には地道な努力があった。プライベートで日本語の読み書きを学び、通訳なしの日本語でのヒーローインタビューに挑戦して話題に。日本文化を知るため娘のひとりはインターナショナルスクールではなく、公立小学校に通わせたりとグラウンド外でも話題に事欠かなかった。

鈴木球団本部長は「日本に馴染めるか、性格は気にする」と外国人選手を獲得する際の注意点を挙げる。「日本文化を取り入れて、アドバイスをどれだけ受け入れることができるかだと思う」と成功する秘訣を語った。

エルドレッド二世としての期待が高まるマクブルームも、5月7日時点で主に4番打者として31試合に出場し、打率・250、2本塁打、15打点とまずまず。一塁守備では無失策とフォア・ザ・チーム精神でチームに貢献する。コーチからの助言やミーティングでの対戦相手の情報などは、ノートに書き記すメモ魔で1軍首脳陣の評判がすこぶる良い。

朝山打撃コーチは過去に指導した外国人選手と比較して「ストレスがないよ。やりたい練習をするのではなく必要な練習をする。日本野球をよく研究している。エルドレッドとシュールストロムが助言をしてくれたおかげ」と感謝する。カープファンはエルドレッドのような頼もしい助っ人になることを願っている。(柏村翔)

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