サヨナラ勝利を喜ぶ阪神・矢野監督(左)=甲子園球場(撮影・安部光翁) (セ・リーグ、阪神3xー2ヤクルト、9回戦、ヤクルト6勝3敗、5日、甲子園)阪神は同点で迎えた九回2死満塁で山本泰寛内野手(28)が押し出し四球を選び、今季初のサヨナラ勝利を飾った。連敗を「2」で止めた矢野耀大監督(53)のテレビインタビューは以下の通り(チーム成績11勝22敗1分、観衆4万2417人)。
ーー今季初のサヨナラ勝利です
「まあ、あの押し出しという形ですけど、どんな形でも今は勝ちたいですし、嬉しいです」
ーー粘り強かった
「投手陣が本当に粘ってくれたことが勝ちにつながっていますし、攻撃の方は、まだ課題が残っていますし、ええ…、うん、複雑ですけど、ハイ、嬉しいです」
ーー佐藤輝に適時打
「チャンスに中心バッターに回っても、タイムリーが出ないという状況だったので、いい当たりが正面を突くとか、そういうのが多かったんで、そういうところではヒットになってね。返すバッティングを、これからもしてほしいですね」
ーー八回に島田の好守(青木の右翼線への打球を好捕)
「球際でしぶとく、しっかり捕ってくれましたし、先頭打者だったので、捕ってくれるのが大きかったです」
ーー九回は近本安打に中野送りバント
「そういう流れを作ってくれましたし、近本も複数安打が出るようになって、チームの形というのができつつありますし、どう1点を取るか、僕も含めてしっかりやっていきたいと思います」
ーー中継ぎ陣は
「頼もしく、浜地、湯浅、ナベもそうですし、向かっていく気持ちを持ってくれている。自信を持って送り出しています」
ーーこどもの日に勝ちました
「ホント、この2日間、満員で来てもらっているのに、子どもたちにいい勝利、いい姿を見せられなかったので、悔しい思いをしていたんで。派手なゲームではなかったですが、こどもの日に、こういう試合を見せられて、すこしホッとしていますし、これからもっともっといい試合を見せられるように、頑張っていきます」
ーーこども達にメッセージを
「僕たちも、うまくいかないこと、今シーズンは特に苦しんでいますけど、みんなも勉強やスポーツや、学校や、友達関係で、いろんなことで、うまくいかないこともあると思いますけど、それは失敗ではなくて、成功の途中だと思うんで、それを成功に導けるように一歩前に踏み出して、僕たちも、そういう姿を見せますんで、一緒に頑張っていきましょう」
この記事をシェアする