少年隊のメンバーカラーである黄色のジャケットを着た植草(右)は佐藤の後押しを受けて躍動した=東京・日本橋(撮影・田村亮介)
ギャラリーページで見る少年隊の植草克秀(55)が3日、日本橋三井ホールで全国ツアーの東京公演を開催。冒頭から30分以上にわたって歌い踊るなど年齢を感じさせない圧巻のステージを披露した。アンコールではジャニーズ事務所の後輩にあたる元光GENJIの佐藤寛之(51)がサプライズ出演。植草は「今度はローラースケートを履いてこいよ」と〝再会〟を熱望した。
東京3日間公演の2日目となった昼公演のアンコール。植草が少年隊の人気曲「PGF」の前奏で「カモーン、佐藤寛之!」と叫ぶと、客席から元光GENJIの佐藤がサプライズ登場した。
思いがけないゲストに約600人のファンは大興奮。さらに前日も出演した元忍者の高木延秀さん(52)、元関西ジャニーズJr.の室たつき(34)が駆けつけ、コンサートグッズのうちわを手に踊ると、会場は大いに盛り上がった。
終演後にもツーショットを披露共演は、前日の公演に来場した佐藤と10数年ぶりに再会した植草が「出ちゃえよ」とオファーして実現。佐藤から「あれだけ歌って踊っていて、刺激をたくさんもらいました」と絶賛されると、「当然でしょ!」とドヤ顔だ。
植草は年齢を感じさせないステージでも魅了。少年隊の名曲「stripe blue」で幕を開けると、そのまま30分間ノンストップで12曲を歌い、華麗なステップ&ターンも披露した。
「ファンがいてくれるとアドレナリンが出て力が湧いてくるね」と、少年隊の代表曲「仮面舞踏会」「デカメロン伝説」やソロ曲「SHOW&TIME」など計31曲を熱唱。MCでは何度も酸素スプレーを吸引して、バンドメンバーに「衣装は着替えたっけ?」と聞く天然ぶりでも笑わせた。
また、「君だけに」のサビではペンライトを手にした客席のファンと一緒に踊り、「皆さんと同じように僕らにも思い出がある。そのうち3人で歌えたら…と勝手に思っています」と明かしてファンを喜ばせた。
56歳の誕生日翌日の7月25日に大阪・なんばHatch、同26日に有楽町のヒューリックホール東京でバースデーイベントを開催することも決まり、「ファンの皆さんを主役にして一緒に楽しみたい」と笑顔。2時間超のステージを駆け抜け、今後に向けては「死ぬまで…いや、死ぬ〝前〟まで頑張ります!」とかっちゃん節で誓った。
◆週刊誌報道にも言及「心を入れ替えて」 植草は3月に一般女性との不倫疑惑を報じられたことに関して「皆さん、本当にすみませんでした」と頭を下げて陳謝し、「心を入れ替えて頑張ります」と宣言。公演後には本紙の取材に応じて「ファンの温かさに励まされたし、元気が出ました」と感謝した。