武部聡志がプロデュースする⼀夜限りのコンサート「Music Tree Grow to the SKYE & their family」で熱唱する前列左から松任谷由実、木村カエラ、JUJU(C)西岡浩記 シンガー・ソングライター、松任谷由実(68)が30日、パシフィコ横浜で開催されたコンサート「Music Tree Grow to the SKYE&their family」にサプライズ出演した。
ユーミンは今年デビュー50周年。同公演をプロデュースした音楽プロデューサー、武部聡志氏(65)とのトークでは「50歳になっちゃいました」とユーモラスなあいさつで約3000人から祝福の拍手を受けた。武部氏から尊敬するアーティストを聞かれると、2012年に共演した世界的ロックバンド、プロコル・ハルムをあげた。
この日は松任谷のカバーアルバム「ユーミンをめぐる物語」をリリースしたJUJUと「卒業写真」などをデュエット。2人は公私ともに親交があり、広島出身のJUJUは松任谷に「子供の頃、ユーミンは都会を思い浮かべるための人生の教科書だった」とリスペクトの気持ちを語った。
今回は武部氏のプロデュース公演「SONGS&FRIENDS」の第4弾。ギターの鈴木茂、ベースの小原礼、ドラムの林立夫、音楽プロデューサーでユーミンの夫、松任谷正隆氏がキーボードを担当するオール70歳の大型新人バンド、SKYE(スカイ)を中心に、木村カエラ(37)、さかいゆう(42)、土岐麻子(46)、いきものがかりの水野良樹(39)、ポルノグラフィティ、尾崎亜美(65)ら豪華13組が集結した。
武部聡志がプロデュースする⼀夜限りのコンサート「Music Tree Grow to the SKYE & their family」に集結したアーティストたち正隆氏は29日に死去したシンガー・ソングライター、小坂忠さん(享年73)に言及。自身は故人のバックバンドでプロ生活をスタートさせ、今回は病床で闘病中の小坂さんが携帯電話で出演する予定だったと説明。ステージでは正隆氏らと故人の楽曲「機関車」を歌唱予定だったが、その願いはかなわず、「忠さん、楽になった今の方が一緒に歌えるのでは…」としのんでいた。