柔道の全日本選手権を前に、オンラインで記者会見する高藤直寿=28日 柔道の世界選手権(10月、タシケント)男子100キロ超級代表最終選考会を兼ね、体重無差別で争う全日本選手権(29日、日本武道館)に出場する有力選手が28日、オンラインで記者会見・東京五輪60キロ級金メダルの高藤直寿(パーク24)は推薦枠で2018年以来2度目の挑戦。「小さい者が大きい者に向かっていく勇気を見ていただきたい」と語った。
最軽量級の60キロ級から挑む高藤は第一人者の責任感をにじませた。今大会と同じ日本武道館で行われた東京五輪が無観客だっただけに「日本武道館で、生の金メダリストを見ていただきたい気持ちがあった。絶対に出ないといけないと思った」と熱く語った。
28日時点で体重は65キロ余りで、初戦の相手は90キロ。練習では100キロ超級の選手とも組み合って備えてきたという。「勝つことが最優先」と言い切り、「ポイントを取った後に逃げたとしても笑わないでほしい」と真剣な表情を浮かべた。
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