C大阪の練習参加初日を終え、小菊昭雄監督と談笑する香川真司 ベルギー1部シントトロイデンに所属するMF香川真司(33)が19日、古巣C大阪のチーム練習に参加した。C大阪の練習着を身にまとった香川は、練習冒頭でチームメートにあいさつ。ボール回しや対面パスのほか、ゲーム形式の練習にも参加した。全体練習後はDF山下達也と2人でロングパスを蹴り、小菊監督と談笑した。
C大阪のゲーム形式の練習に参加する香川真司シントトロイデンのシーズンは終了したが、負傷からの復帰直後で高まったコンディションをさらに上げたいという香川本人の強い希望があり、練習参加が実現した。チームの全体練習に参加するのは2010年の移籍後初めてで、期間は2週間から3週間ほどになる見込み。練習参加を快諾した小菊監督は「参加してくれてうれしく思っています。きょうも彼の背中を見てたくさん刺激を受けたと思う。一緒にトレーニングして、プラスの影響がある」と語った。
リフティングするC大阪・北野颯太主将のMF清武弘嗣は「若い選手はテレビでしか見たことがないかもしれない。すごくいいと思います」と歓迎。20歳のDF西尾隆矢は「最初は(ロッカールームで)マスクをしていて、誰かわからなくて。『あれ誰ですか』と聞いたら『真司さん』と言われて。まさかいると思わなかった」と驚きを表現した。「いろいろなところで戦ってきた選手。これから少し話せれば」と今後の練習参加期間に期待を込めた。
下部組織出身で17歳のFW北野颯太は、ロッカールームで香川の側から話しかけられたことを明かし「『俺が17歳の時よりは確実にすごいから』と言ってもらって、励みになります」と笑顔を見せた。香川がC大阪でプレーしていたのは北野が5歳の時までということもあり「めっちゃ小さい時でしたが、プレーは覚えています。ドルトムントで優勝したときの印象が強い。多くを経験されている方なので、いろいろ聞いてみたい」と胸を躍らせた。
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