ポーズをとる、武者姿の藤井聡太五冠(右)と佐々木大地六段 =17日午後、山形県天童市(鴨志田拓海撮影) 将棋の藤井聡太五冠(19)=棋聖・竜王・王将・王位・叡王=が17日、将棋駒の生産量日本一を誇る山形県天童市で開かれた「人間将棋」に初登場した。佐々木大地六段(26)と対局し130手で勝利。武将姿で臨んだ両者は「ござる」などの武者言葉で熱戦を展開した。藤井五冠は同市が名人戦七番勝負の舞台になることが多いため、「今度はそういった形で来られたらと思う」とビッグタイトル獲得への意欲をみせた。
天童市は名人戦の対局地になることが多い。藤井五冠は今期昇格した順位戦A級で優勝すれば、来年4月に名人戦七番勝負に臨むことになる。「今度はそういった形で来られたらと思う」と語った。
人間将棋は新型コロナウイルス対策で開催は3年ぶり。今回は16、17日の2日間の日程で行われた。両日とも感染防止対策のため事前に観客を募集し、観客数を制限。同市によると17日の定員660人に対し、全国から1万1714人の応募があった。
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