NHK連続テレビ小説「ちむどんどん」に出演する黒島結菜 故郷の沖縄料理に夢をかけるヒロインとその兄妹らの家族愛を描くNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」(月~土曜前8・0)の第6回が18日、放送された。
※以下、ネタバレあり。
物語は1964年、まだ米国の統治下だった沖縄本島北部のやんばる地域が舞台。小学生の比嘉暢子(稲垣来泉)はおいしいものが大好き。父・賢三(大森南朋)や母・優子(仲間由紀恵)、きょうだいとともに楽しく暮らしていた。
ある日、比嘉家の大黒柱の賢三がキビ畑で倒れた。医師の診断は「心臓発作」。強心剤は投与されたものの、賢三は兄・賢秀(浅川大治)に「お母ちゃんとみんなを頼むよ」、姉・良子(土屋希乃)に「頑張って立派な先生になれな」、暢子には「うん」、妹・歌子(布施愛織)に「幸せになれよ」と言い残して亡くなってしまう。優子は仕事に出るようになり、工事現場で賄いを作る。日当とみられる額はわずか50セント。子供たちも家事を分担し、暢子は料理を担当するようになるが…という展開だった。
前夜に放送されたNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(日曜後8・0)の第15回では、有力御家人の上総広常(佐藤浩市)が源頼朝(大泉洋)に謀殺されるシーンがあり、〝ロス〟になる視聴者が続出。そこに賢三の死が重なり、SNSでは「昨日の鎌倉殿からさらに心を削られる思い」「昨日の鎌倉殿といい、こんなんじゃ今週乗り切れんよ」「昨夜の鎌倉殿といいちむどんどんといい…」などと悲鳴があがっていた。
朝ドラ通算106作目となる今作は、本土復帰から50年の節目を迎える沖縄が舞台のオリジナル作品で、「ちむどんどん」は「心がわくわく、ドキドキする」という意味の方言。女優の黒島結菜(25)がヒロイン・暢子を演じ、脚本は「マッサン」の羽原大介氏、語りはタレントのジョン・カビラ(63)が務める。主題歌は沖縄県出身の歌手、三浦大知(34)が今作のために書き下ろしたオリジナル曲「燦燦(さんさん)」。
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