日曜日の登板が続く〝サンデー朗希〟は17日の日本ハム戦での先発が濃厚だ令和の怪物も恐るるに足らず-。日本ハム・新庄剛志監督(50)は14日、史上最年少で完全試合を達成したロッテ・佐々木朗希投手(20)との17日の今季初対戦(ZOZOマリン)を前に腕をぶした。
「誰もビビってないって。楽しみでしかない。(選手も)『さあ、俺たちがやったるわ』という気持ちになっていると思う。大丈夫でしょ、ウチの選手なら。若いし、あまり考えないチームだから、初球からガンガンにね、いって」
自信の根拠となっているのが、〝ガラポン〟打線で挑んだ今春キャンプ中の2月19日の練習試合。佐々木朗は2回26球で160キロ超えは15球を数えたが、細川、野村が直球を中前に痛烈にはじき返した。打者8人で三振は1つだった。
決して難攻不落ではない。それが指揮官の見立てだ。「まあ、(現役だったら)俺は打席に立ちたくないけど…。全員、セーフティー(バント)させます」と笑いを誘った後に、真顔で「同じ人間。人間対人間で不可能はないし、ストライクゾーンに来ないことには試合も始まらない。トンってヘッドを利かせて、速さを利用してコンって打っていけば、なんのこっちゃないですよ」と力強く言い切った。
大記録達成から最初の登板で注目が集まる中、「次もパーフェクトしたら、そりゃもうお手上げよ。日本中、世界中で俺たち、みんなが褒めるしかない。話題性十分やろ」。ビッグボスにとっても、〝おいしい〟一戦となる。(東山貴実)
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