15日の巨人戦(甲子園)に先発する阪神・青柳晃洋投手(28)が14日、鳴尾浜に隣接するグラウンドでショートダッシュなどで調整した。今季初登板がずれ込んだ悔しい思いをぶつけ、虎を救う。
「チームがどん底から、さらにどん底になっている。僕は暗く野球をやらないように、(雰囲気を)変えられたら」
昨季最多勝(13勝)と最優秀勝率の2冠を獲得し、投手陣の柱に成長した右腕は今季の開幕投手に指名されたが、新型コロナウイルス陽性判定で無念の登板回避を経験。自身の〝開幕戦〟へ「楽しみ」と声を弾ませた。先発陣は藤浪、伊藤将も新型コロナウイルスの陽性判定を受けており、救世主としての期待がかかる。
「(1軍は)テレビでみていると重い雰囲気がありますけど、関係なく。少しでも空気が変わったら」。背番号50が逆襲の旗手となり、苦しい流れを好転させる。
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