12日、米ニューヨーク市の地下鉄の発砲現場付近で警戒する警察官(ゲッティ=共同) 米ニューヨーク市南部ブルックリンの地下鉄車内と駅ホームで12日朝(日本時間同夜)、発砲事件があり、市警幹部によると23人が負傷した。うち10人が銃撃を受けており、5人が重傷だが、いずれも命に別条はない。犯人は逃走。市警は重要参考人として黒人の男(62)の氏名と顔写真を公表、情報提供を呼びかけた。
スーエル市警本部長は記者会見で「現時点ではテロとしての捜査はしていない」と述べた。動機の解明を急ぐ。
スーエル氏らによると、事件は12日午前8時半ごろ発生。市南部ブルックリンの駅に向かっていた通勤ラッシュの地下鉄車内でガスマスクを着用した男が、バッグから出した発煙筒をたき、煙で充満した車内と駅のホームで拳銃を33発発砲した。
現場付近で黒人の男が借りたワゴン車の鍵が見つかり、車もブルックリンで発見された。他に拳銃や発煙筒が入ったバッグ、予備の弾倉が見つかった。拳銃は弾詰まりを起こしていたとの情報もある。(共同)
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