12回、交代の指示を出す広島・佐々岡監督=甲子園球場(撮影・斉藤友也) (セ・リーグ、阪神3−3広島=延長十二回規定により引き分け、4回戦、広島3勝1分、8日、甲子園)広島は五回以降、得点できずに引き分けた。五回の好機に長野が併殺打。九回のチャンスも小園、松山が凡退。延長十二回もあと一本が出なかった。
先発の大瀬良は6回8安打3失点で降板し、リードを守れなかった。それでも七回以降は救援陣が無失点でつなぎ、延長十二回は栗林を投入して敗戦を逃れた。佐々岡監督は「(投手陣が)よく踏ん張ってくれた。価値ある引き分け。勝ちに等しい気持ち」と前向きに捉えた。
◆黒原(延長十回を完璧に抑える)「まだボール率が高い。満足せずに修正したい」
◆大瀬良(6回8安打3失点)「僕がしっかり投げていれば勝機もあったと思う」
◆栗林(延長十二回に登板)「自分が抑えれば引き分けで終われる。みんなの思いを背負ってマウンドに上がった」