関西学生野球・関大戦 九回に力投する京大・水口創太投手(4年)=わかさ(撮影・北池良輔) 関西学生野球春季リーグ第1節第1日(2日、京大4―2関大、わかさ)京大が開幕戦に勝利。昨年11月に就任した元ソフトバンクの近田怜王監督が就任後、初勝利を挙げ、喜びをかみしめた。
関西学生野球・関大戦 勝利を挙げて喜ぶ京大ナイン=わかさ(撮影・北池良輔)「うれしいです。優勝するための1歩ですが、初勝利は選手たちと一緒に分かち合いたいです」
コロナ禍で例年ほどオープン戦での実戦経験を積むことができなかったが、それでも0ー1の四回に1死二、三塁で片岡太志内野手(4年)がスクイズを成功させるなど、この回2点で逆転に成功した。
先発した背番号「18」の右腕・水江日々生投手(3年)が7回6安打1失点と試合を作り、八回から194㌢の長身右腕・水口(みなくち)創太投手(4年)が登板。無失点と抑えると、その裏、1死一、二塁で4番・山縣薫外野手(4年)の左超え適時二塁打で突き放した。九回も水口がマウンドに上がり、1失点するも最後はしっかり締めた。
先発した水江は「7回までは試合を作るのが、自分の役割」と充実感をにじませれば、最速152キロを誇る水口は「初戦はなんとしても勝ちたいと思っていた。プロ野球選手になれるようにいい成績を残したい」と、京大では田中英祐投手(元ロッテ)以来、2人目のプロ野球選手への思いを口にした。
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