手の甲を動かさないイメージでパターする菅沼菜々=静岡県伊豆市のフジ天城ゴルフ倶楽部(撮影・戸加里真司) 腕をロックしてパターを放つ菅沼菜々=静岡県伊豆市のフジ天城ゴルフ倶楽部(撮影・戸加里真司)今季シード選手として女子ツアーに参戦している菅沼菜々(22)=あいおいニッセイ同和損保=が、アマチュアゴルファーの悩みを解決する連載。最終回の第6回は、チャンスをものにするパッティングを伝授します。意識するのは「左手の甲」。樋口久子さん(JLPGA顧問)にも認められた「動かない左手の甲」を身につければ、スコアアップを狙えます。(取材構成・高橋朝香、須田雅弘)※取材協力・フジ天城ゴルフ倶楽部(静岡県伊豆市)
最終回は私が「得意」と言える、パットがテーマです。皆さんは打つときに、どんな意識を持っていますか? 私はいつも「左手の甲の向き」に意識を集中しています。
なぜ「左手の甲」なのか。それは「手の甲の向き」と「パターのフェースの向き」がリンクしているからです。
ストローク中に手の甲の向きが変わると、それに合わせてフェースの向きもずれてしまいます。そのずれを防ぐため、手の甲の向きを固定するように意識しています。打ち出したい方向に向けて「フェース」と「手の甲」という2つの指標があることで、向きも合わせやすくなります。意識を集中させたら「左手の甲でボールを打ち出す」というイメージで打ってみてください。狙った通りの方向にボールが転がっていくと思います。
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