2019年の国庫補助事業で約23万円が日本オリンピック委員会(JOC)から不正申請と指摘された日本バドミントン協会が、領収書の内訳書を偽造していたことが29日、複数の関係者への取材で分かった。
長崎県での日韓高校交流事業の一環で、選手らが大型リゾート施設ハウステンボスを訪問した。担当した旅行会社は同施設への入場料を「行事の課程」という意味で「プログラム代」として領収書を発行。だが、入場料は補助対象外であるため、協会は補助対象に含めようと内訳書で「印刷代」などと偽り、冊子の「プログラム代」としてJOCに提出したという。
同協会の丹藤勇一事務局長は、偽造の認識はないとした上で「対象、対象外の細かいルールでの行き違い」と述べた。
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