6回、ソロ本塁打を放つ広島・松山竜平=マツダスタジアム(撮影・中島信生) (オープン戦、広島6─5日本ハム、11日、マツダ)広島は松山竜平外野手(36)、坂倉将吾捕手(23)が加わった打線が11安打で6得点を奪い、新庄剛志ビックボス(50)率いる日本ハムに粘り勝った。試合後の佐々岡真司監督(54)の主な一問一答は次の通り。
──大瀬良は5回4安打1失点。ソロによる失点のみ
「立ち上がりから少し前回より体が重たいイメージで見ていたけど、1年間体調がいつも良いわけではないし、悪いなりに投球ができるのはさすが」
──この日2軍から合流し、中継ぎ登板した菊池保(1回無安打無失点)、中田(1回3安打無失点)、一岡(1回4安打1失点)、コルニエル(1回2安打3失点)の評価は
「結果を見てもね、安定しているのは菊池かな」
──4投手の今後は
「4人はきょう一日で。あした(12日)2軍から来る。それを見て総合的に考える。矢崎、田中、藤井の3人が来る」
──同じく2軍から合流した松山が「4番・一塁」で先発出場。六回にオープン戦1号
「去年からトレーニングをして今年にかける意気込みを感じる。2軍でしっかりと調整してきたと思う。今(9日の阪神戦)までは若い選手を使いながらなかなか…。やっぱりさすが実績のある選手は違うところを見せてくれた。これを見て若い選手がどう感じるかだと思う」
──開幕4番は
「それはまだまだ。これから見てから」
──捕手登録の坂倉が1軍の対外試合で初めて三塁を守った
「これから。まだまだ経験。実戦の中で使ってみて」
──末包はオープン戦で初めて4番を外れたが2安打2打点と内容は良い
「前回(17打席ぶりの安打の9日の阪神戦)からそういうものを見せてくれている。バッティング練習でもね。良いものが出てきているので期待していたら、きょうも打っている。7番で打ってくれたら打線の厚みは増してくる。まだまだ使って経験させて、いろいろな球をみないと」
──マクブルーム(前ロイヤルズ)が12日に来日予定。最初は2軍合流か
「当然そう。どれぐらい動けるか。来てから」
──東日本大震災から11年。試合前に全員が黙とう
「僕もちょうどオープン戦の時の解説で上にいた。マツダにいてここで試合があった。本当に大変。あの映像は本当に忘れられない。広島だからっていうのではなく、全国、東北、いろいろ災害水害がある中で、絶対に忘れてはいけないと思う」