ヒットの手応えとリーリングの重量感が楽しい常磐の〝サーベルフェス海上〟へGO! 茨城県日立市・久慈漁港『釣友丸』のタチウオが、ドラゴン級を交え、ロングランで釣れている。今回は若林正行船長、一(はじめ)船長と一緒に、近況で最も釣果が安定している〝ジギング〟に絞り、横文字や難しい結び方が苦手な方も簡単にトライできるようにガイドする。
★全員ジギングで
正行船長の操船で、全員がジギングで日立沖の水深35~60メートルを狙った。活性が低くヒットもボディーへのスレ掛かりが大半だったが、最大134センチのドラゴンを筆頭に、120センチ前後をゲットして3~8本。沖上がり15分前のヒット続出シーンに、当地のポテンシャルを感じた。
★船長コメント
「魚影は濃いので、釣れるうちは出船しますが、早めがお勧め。「ヒットパターンを探しながらドラゴンを狙ってください。
★入門を簡単に
タックルの概要は別図を参照。適合ジグウエイト80~200グラムのタチウオ用ジギングロッドにベイト(両軸)リールが好適だが、オモリ1号=3・75グラムなので、40号のオモリを下げて竿先が少し曲がる、7対3調子のゲームロッドやタチウオ竿と、汎用(はんよう)の100~200番サイズの両軸リールとの組み合わせも代用可能。
PEラインとリーダーは、FGノットなどで直結するが、PEの先端と、リーダーのPE側に「8の字結び」で10センチほどの輪を作る〝ループトゥループ(チチワ結び)〟でもいい。
★メタルジグ
「ジグは120~160グラムで、ヒラヒラとアクションするセンターバランスが主力。色はパープルやピンク地の夜光ゼブラ、赤金などアピール系がメインですが、潮によってはブラックやリアル系も有効」と一船長。フックはバーブレス厳守でフロントとリアに装着。各パーツはスプリットリングで接続するが、フロントフックはダブルスナップ付きサルカン、リーダーとジグはスナップ付きサルカンで接続してもいい。
★スローアクションNG
ジグを投入したら、フッとラインが止まるフォール中のヒットサインを見逃さないように注意。見逃すとタチウオの歯でリーダーを切られる。船長の指示ダナ下限に到達したら、1シャクリにつきハンドル1回転の〝ワンピッチジャーク〟または、シャクリとハンドル回転を半分にした〝ハーフピッチジャーク〟で、小幅でテンポよく探る。
「大きなスロージャークはテンションが抜けたとき、アタックしてきたタチウオにリーダーを切られやすくNGです」と一船長。ジャーク中にサワリを感知しても、そのままジャークを継続。ドカンとヒットしたら、痛快なファイトを堪能しよう。
◎ガイド◎
〈船宿〉サンスポ推薦=久慈漁港『釣友丸』電話0294・22・7436〈交通〉JR常磐線・大甕(おおみか)駅からタクシー利用。マイカーは常磐道・日立南太田ICから約10分〈乗合料金〉氷付き1万1000円。テンビンとテンヤも可。予約乗合で午前5時集合(詳細は予約時に確認)。毎月第3月曜が定休。
この記事をシェアする