ジャニーズ事務所所属タレントの海外挑戦は、米国での武者修行に挑んだ少年隊(1984年9~12月)以来38年ぶり。故ジャニー喜多川前社長と一緒に米デビューを目指した初代ジャニーズ(66年8月~67年1月)を含めて3組目だ。
2012年結成のTravis-は歌手、近藤真彦(57)や嵐のバックダンサーを担当。グループ名は故マイケル・ジャクソンさんの振付師で結成時にレッスンを受けたトラビス・ペイン氏(50)に由来する。
渡米を決意したきっかけは、20年1月に同時CDデビューしたSnow ManとSixTONESの存在。同世代に先を越されて「自分たちの限界を世界で試したい」と強く思い、滝沢秀明副社長(39)らと話し合いを重ねてきた。
グループ最年長の川島如恵留(のえる、27)は「(少年隊の)東山(紀之)さんにお話を聞きたい」と貪欲。中村海人(24)は「日本や世界を代表するグループに」と力を込める。
遠く離れるファンにはSNSを通じて日常を発信。七五三掛は「寂しいと思うけど、『応援してよかった』と思ってもらえるグループになって帰きます」と約束した。
◆滝沢氏「2、3年もある」 本紙などの取材に応じた滝沢氏は「彼らの本気を受け入れた」と明かし、「年内帰国も2、3年におよぶ可能性もある。向こうを拠点に活動する覚悟でチャレンジしてほしい」と期待する。現地でペイン氏にレッスンを受ける機会は「あると思う」と前向き。一方で「CDデビューを約束するものではない。抜き打ちで渡米して彼らをチェックする」と〝親心〟ゆえの厳しさも見せた。
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