ドラマ「津田梅子 ~お札になった留学生~」の劇伴音楽を手掛けた葉加瀬太郎と、エキストラとして出演した娘の高田向日葵さん バイオリニスト、葉加瀬太郎(54)が、テレビ朝日系スペシャルドラマ「津田梅子~お札になった留学生~」(3月5日、後9・0)の音楽を手掛け、同作でドラマのエキストラに初挑戦した長女の高田向日葵(ひまり)さん(22)と初めて父娘コラボすることが26日、分かった。
女優、広瀬すず(23)が主演する同作は、日本初の女子留学生として渡米し、女子教育の道を切り開いた新5000円札の顔・津田梅子の青春物語。
音楽界のカリスマは制作側から「文明開化の時代を大スケールで表現し、かつ当時の女性たちが抱える葛藤を繊細に描く今作には、葉加瀬さんの楽曲とバイオリンが必要不可欠」と熱烈ラブコールを受けた。
葉加瀬がドラマ音楽を担当するのは、2010年のNHK連続テレビ小説「てっぱん」以来12年ぶり。「梅たちにとって留学は大冒険。勇気を振り絞って海を渡るというイメージがあったので、だからこそ柔らかくもあり、力強くもあり、という音楽にしようと考えました」と、主人公ら女子留学生たちに思いをはせながらメインテーマなどを書き下ろした。
ドラマ「津田梅子 ~お札になった留学生~」にエキストラとして出演した高田向日葵さんさらに、長女もドラマのエキストラに初参加。東大出身のインテリ美女として有名なタレント、高田万由子(51)との間に誕生した向日葵さんは、英ブリストル大薬学部卒の才媛。現在はバイオリンから離れているが、学生時代には国際コンクールで金賞を受賞した腕前の持ち主で、父から鹿鳴館の舞踏会シーンで演奏者のエキストラを募集していると聞き、「ぜひ参加してみたい!」と立候補した。
撮影では当時の流行スタイルである黒のバッスルドレスに身を包み、母譲りの美しさをアピール。父から借りたバイオリンを手に堂々と演じ切った。
娘の参加について葉加瀬は「僕が思うに、彼女が手を挙げたのはおそらく素敵なドレスが着たかったからではないかな(笑)」とお茶目に推測。父娘の初コラボに「現場から『今、着替えが終わったよ』と何枚も写真が送られてきたので、とても楽しんでいたようです。本当に貴重な経験をさせていただきました」と喜んでいる。