法大・扇谷莉(おおぎや・らい)投手は、ENEOS戦に先発して3回無失点(撮影・赤堀宏幸)川崎市 東京六大学野球の法大は23日、社会人野球のENEOSと川崎市のENEOSグラウンドで今季最初のオープン戦を行い、4-2で勝利した。最上級生となる右腕・扇谷莉(おおぎや・らい)投手(3年)が先発し、3回を1安打3四球3奪三振で無失点に抑え、プロ注目の内野手、斉藤大輝主将(3年)は1安打だった。
ドラフト1位でヤクルトに進んだ先輩左腕・山下輝投手と同じ身長188センチの扇谷がスライダー、フォークをまじえた変化球中心の投球で、ENEOS打線を沈黙させた。3球団のスカウトが視察する中での投球にも首を振った。
「立ち上がりに真っすぐの制球が悪かったので、変化球主体にしてストライクがとれたし、三振もとれた。でも、まだまだです。山下さんのように、真っすぐの力でファウルがとれるような投球ができないと…」
愛知・東邦高時代に選抜大会出場。法大では2年春にリーグ戦デビューした。昨秋の5試合を含め登板は6試合で、通算7回⅓で9安打、自責点3、防御率3・68。山下らと共に練習してきた成果を今春に発揮して、最速148キロの直球を中心に、エースの証し、カード初戦の先発を狙っていくつもりだ。
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