三者三振に抑えた広島・黒原拓未=沖縄セルラースタジアム那覇(撮影・甘利慈) (練習試合、巨人1―2広島、19日、沖縄・那覇)広島のドラフト1位・黒原拓未投手(22)=関学大=がプロ入り初となる実戦&対外試合に登板。最速150キロで三者連続三振の衝撃デビューを飾った。
「前回のシート打撃で全然思った通りにいかなくてすごく悔しい思いをした。挽回じゃないですけど、いい所を見せたいと思って投げました」
15日のシート打撃初登板では打者11人に8安打とめった打ちを食らったが、初実戦で不安を一蹴した。1─0の六回に4番手でマウンドヘ。先頭・八百板をこの日最速150キロ直球で空振り三振。代打・大城をカットボールで、増田陸を149キロで三振に仕留め、打者3人をわずか17球で料理した。
「ストレートに関してはすごく強い球を投げることができた。抑えられて本当に良かったんですけど、ここで一喜一憂せずシーズンを通していい投球ができるようにしたいです」。広島一筋で通算148勝&138セーブを挙げた大野豊氏の背番号「24」を継承した最速151キロの左腕が、G斬りで修正力を力強くアピールした。
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