髪型にこだわり、知らない街を歩き続けるセイノ(ムロツヨシ)(C)フジテレビ 俳優のムロツヨシ(46)がフジテレビの連続ドラマに初主演した「全っっっっっ然知らない街を歩いてみたものの」Season2(日曜深夜、全6回)が、3月6日からスタートすることが17日、同局から発表された。
漫画家でタレント、壇蜜の夫としても知られる清野とおるさん原作ドラマ。昨年3月に6夜連続で放送され好評だった。東京・赤羽在住の漫画家、セイノ(ムロ)が知らない街を探検する“街ぶらアドベンチャー”で、今回は原作漫画にはないオリジナル物語も登場する。
ドラマはオールロケで、第1話は南行徳(千葉)。他に代官山や立石(東京)なども訪れる。その街で実在する場所が舞台となり、そこで実際に暮らす人、働いている人たちをモデルに俳優たちが演じていく。台本こそあるものの「これはリアル? ここはドラマ?」と不思議な感覚に陥ることだろう。
ムロは「このタイトルどおり、いろいろな街はまだまだある。“また戻ってきたな“と素直にうれしかった」と第2弾を喜ぶ。前作に続く髪型へのこだわりは「同じ美容師さんと相談して前髪を少し伸ばすことにした。他にも今回はセイノ用の下着を準備。“きっとセイノはこういう下着を身につけるのかな”と僕なりに考えて現場へ」と役作りも綿密だ。
撮影は「試行錯誤した前回の経験値があり」スムーズに進んでいるという。
「僕一人のシーンはテストなしで直接本番に臨んでいる。何よりコロナ禍のご時世でも協力してくださっているお店、場所にご迷惑をかけるわけにはいかないので、できるだけ早くコンパクトに、クオリティーの高い作品を保てるように撮影している」
そう話し、「原作にはない街へも行っている。それがドラマ版としてどう描かれているのか。今回も清野さんが描いた街や僕の絵が出てくるので楽しみにしてください」と文字どおり、自身も楽しそうだった。
脚本は「サマータイムマシン・ブルース」などで知られる人気劇団、ヨーロッパ企画が前作に続き担当。キャストとしても参加する。
原作者の清野さんは「ムロさん、ヨーロッパ企画さんという異様な豪華さでの“シーズン2“。個人的には“シーズン5“くらいの悦び(よろこび)を感じている。もし“3“が実現した暁には“8“、“4”の暁には“16”くらいの悦びを得られること必至? そんな皮算用は置いておいて全ての方々に感謝の気持ちでいっぱい」とコメントを寄せた。
企画・プロデュースの同局・安永英樹さんも「祝Season2! 恥ずかしがり屋でいい奴なんだけど、ちょっと意地悪で皮肉屋なお酒をこよなく愛するあの男がまた全然知らない街を冒険。ご協力していただいたみなさま、本当にありがとうございます」と感謝している。
毎週日曜深夜1時25分から放送(最終回4月10日のみ1時35分から)。
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