2017年のドラフト1位が背水の陣で挑む。ヤクルト・寺島成輝投手(23)は今オフに自主トレを共にしたDeNA・今永から助言をもらい、2段モーションする新たな投球フォームに挑戦している。
「オフに今永さんと一緒にやってアドバイスをもらい、自分に合う投げ方を模索している。一回真っすぐに立った上で、もう一回上げて崩していくという感じ。2段モーションに見える投げ方がしっくりときている」
大阪・履正社高で3年夏に甲子園大会に出場し、17年にドラフト1位で入団。20年は中継ぎで30試合に登板し、3ホールド、防御率2・48をマークしたが、昨季は3月27日の阪神戦(神宮)で中継ぎ登板した1試合のみ。6月から先発に再転向し、イースタン・リーグでは21試合(9先発)で6勝8敗、防御率4・80だった。
プロ6年目。「よっぽど変わったなと思われないと周りの目は変わらない。いい変化をして勝負していかないといけない」。危機感を募らせており、今オフは20年から合同自主トレを共にする今永のもとで新フォームに挑戦。「いいところを盗みつつ、自分にあった投げ方を意識している」と侍ジャパンに選出されたこともある同じ左腕を参考にした。
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