歓迎セレモニーで挨拶する広島・佐々岡真司監督=コザしんきんスタジアム(撮影・甘利慈) 広島春季キャンプ(15日、沖縄市)1軍の沖縄2次キャンプがコザしんきんスタジアムで始まった。大瀬良ら開幕投手3候補が今春初のフリー打撃登板で順調な調整を披露する一方で、D1位・黒原(関学大)はプロ入り初のシート打撃で打者11人に8被安打。佐々岡真司監督(54)の主な一問一答は次の通り。
──黒原、D2位・森(三菱重工West)、同5位・松本(ホンダ鈴鹿)がシート打撃初登板
「(打者11人8被安打1四球の黒原は)見やすいというか、タイミングを取りやすいような感じの打者の反応だった。気持ちよく打たれていた。逆に松本(打者7人無安打)はタイミングが取りづらいというか、(打者が)差し込まれている」
シート打撃で打ち込まれた広島・黒原拓未──黒原の理由は
「(体からより)前で(球を)離せない。ポンポンポンと、間がない。打者からするとタイミングが取りづらいと感じていないだろうし、取りやすいというところだったと思う。本人とも(登板後に)『この時期だから良かった』という話もした。課題が見つかって逆によかったんじゃないかな」
──新人3投手が(19日の)巨人戦(那覇)で初実戦登板する予定に変更はないか
「今の予定はそのまま」
──フリー打撃では開幕投手候補の大瀬良、九里、森下が今春初登板
「みんなそれなりに投げていたと思う。(大瀬良)大地もですし、森下も途中からギアが上がったらさすがの球を投げていた。最後は147キロ出てたのかな。真っすぐだけ(の縛りをつけた)という中で、九里だけは変化球を投げよったけど」
──開幕投手はいつ伝える
「どこかでね。タイミングを見ていいますよ」
──打者で目立ったのは
「正随が(シート打撃で島内から左越えに本塁打をマークするなど)自分の打ち方で結果を残している。新人2人(同3位・中村健、同6位・末包)がいることで彼も必死だと思う。韮沢もね。若手が多い中で競争意識がいい結果になった」
──16日のDeNAとの対外試合初戦(コザしんきん)は何を求める
「若手中心でいくので細かいサインは出さない。まずは自分の打撃をできるか。やってきたことをバッターボックスで出せるか。強いスイング、強い打球を」