<スキージャンプ 混合団体>1回目の飛躍が失格となり、泣きながら引き揚げる高梨沙羅 北京冬季五輪のノルディックスキー・ジャンプ混合団体から一夜明けた8日、高梨沙羅(25)=クラレ=が自身のインスタグラムを更新。「日本チームを応援して下さっている全ての皆様」と題し、現在の心境を赤裸々につづった。高梨は女子個人ノーマルヒルで4位。リベンジの舞台となった団体だったが1回目の飛躍後、スーツの規定違反で失格となった。それでも日本はアクシデントを全員でカバーし、4位となった。
高梨はインスタグラムの投稿に真っ黒の画像を添え、「今回、私の男女混合団体戦での失格で日本チーム皆んなのメダルのチャンスを奪ってしまったこと、そして、今までチームを応援してくださった皆様、そこに携わり支えて下さった皆様を深く失望させる結果となってしまった事、誠に申し訳ありませんでした」と陳謝。続けて「私の失格のせいで皆んなの人生を変えてしまったことは変わりようのない事実です。謝ってもメダルは返ってくることはなく責任が取れるとも思っておりませんが今後の私の競技に関しては考える必要があります。それ程大変なことをしてしまった事深く反省しております」と自責の念を記した。
その上で、自身をサポートした日本チーム全員へ「こんな私を受け入れてくれて本当にありがとうございました」と感謝。混合団体では高梨を含めてオーストリア、ドイツ、ノルウェーと有力国の女子5人がスーツの規定違反で失格しており、各界から疑問の声が上がっているが、高梨は最後に「私が言える立場ではない事は重々承知の上で言わせていただけるなら、どうかスキージャンプとゆう素晴らしい競技が混乱ではなく選手やチーム同士が純粋に喜び合える場であってほしいと心から願います」と記した。