球場のマウンドを使って投球練習するロッテ・佐々木朗(撮影・塩浦孝明) 自身初のトップチーム入りに向けて視界良好! ロッテ・佐々木朗希投手(20)が7日、沖縄・石垣島キャンプで投球練習を行い、視察した侍ジャパン・栗山英樹監督(60)の前で最速157キロを計測した。3月5、6日に開催予定の台湾との強化試合(東京ドーム)に、招集される可能性が高まった。
スピンのきいた白球がキャッチャーミットを突き刺す。弾道測定器のトラックマンが157キロを計測。佐々木朗が本球場のマウンドに立ち、早くもプロ入り後最速の159キロに2キロと迫る剛球を披露した。
「栗山監督が来ていたこともありますし、たくさんの人前で緊張感がありました。バッターを相手に、ブルペンとは違った雰囲気で投げられたのは良かったです」
左打席に佐藤都。D1位・松川(市和歌山高)を座らせて30球。視察した侍ジャパン・栗山監督は3月に行う強化試合(対台湾)での代表入りについて、明言こそ避けたが「日本のエース格の投手であることは間違いない。3月までに折り合いを付けてくれれば」とにおわせた。
3年目の進化を見せつけた。風速9メートルの風が吹き荒れるマウンド。日本代表コーチを務める吉井ピッチング・コーディネーターは「あの風の中でダイナミックなフォームからしっかり投げられた。ひと冬を越えて体幹に一本、軸がしっかり通った」と目を細めた。
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