国内で25日、新たに6万2610人の新型コロナウイルス感染者が報告され、過去最多を更新した。東京1万2813人、大阪8612人、愛知4120人など30都府県で最多となった。死者は大阪で10人、北海道と愛知で各4人など計43人が報告された。死者が40人を上回るのは昨年10月8日以来。
厚生労働省によると、重症者は前日から5人増えて444人となった。
1日当たりの感染者数は、3万2000人余りだった1週間前の18日から2倍近くに増加した。この18日に、昨夏の流行第5波のピークを上回り、当時の過去最多を更新して以来、感染拡大の勢いには衰えが見えない。
昨年10月下旬以降、1桁から十数人だった死者数も今月中旬から徐々に多くなっており、今後の増加傾向が懸念される。
全国の保育施設や高齢者施設でのクラスター(感染者集団)の発生も相次いだ。25日には青森、群馬、千葉、大阪、和歌山、岡山で報告があり、保育、介護施設、小学校のほか市役所などでも確認された。
埼玉、熊本で各3人、茨城、神奈川、兵庫で各2人、栃木、千葉、静岡、福岡で各1人、過去の感染者が取り下げられた。
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