総務省は24日、マイナンバーカードの6~16桁のパスワードを忘れた場合の再設定が、全国のコンビニでできるようになると明らかにした。現在は自治体窓口でしかできないが、スマートフォンの専用アプリを使った顔認証で本人確認をする。
昨年11月から東京都内のセブン―イレブン10店で試行運用しており、2月上旬に全国の店舗で本格開始。その後、ほかのコンビニに拡大する。
利用するにはまず、アプリをダウンロードしたスマホにマイナンバーカードをかざして、カード情報を読み込ませ、カード取得時に設定した4桁の利用者証明用の暗証番号を入力。スマホで顔を撮影し、カードの画像と照合する。
24時間以内にコンビニのマルチコピー機に暗証番号を入力し、パスワードを再設定する。
2020年に国民に一律10万円を配った特別定額給付金では、マイナンバーカードを使ったオンライン申請が可能だったがパスワードを忘れた人が続出。5回間違えるとロックがかかり、解除を求める人が市町村の窓口に殺到した。
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