マツダスタジアムの自主トレで爽やかな笑顔を浮かべる広島・森下 広島・森下暢仁投手(24)が23日、弟子入りしたエース、大瀬良大地投手(30)の〝愛のムチ〟でパワーアップをしたことを明かした。
「練習は厳しかった。ランニングもウエートもメチャクチャするな、という印象。今までの人生で一番トレーニングをやったなっていうくらい追い込んだ」
年明け6日から19日まで沖縄県内で大瀬良が主催する合同自主トレに戸田、山口、大道ともに参加した。午前中に100メートルのインターバル走×50本やポール間ダッシュ×40本と走り込み、午後は100キロ近くの重りを背負ってスクワットをするなど、とことん体をイジメ抜いた。
「全身が強化ポイントになった。今まではしなりが消えていくんじゃないかと思って(ウエートトレを)やってこなかった分筋肉痛がすごい。しんどかったです」
昨季は8勝7敗、防御率2・98で新人王受賞年からの2年連続2桁を逃したが、夏の東京五輪では日本の金メダル獲得に貢献した。大瀬良塾で180センチ、77キロからスケールアップしたボディーで開幕投手、15勝&最優秀防御率、沢村賞の「エースの三カ条」をすべて実現してみせる。