ENEOSに今春入社する新人。左から三野宮協太投手、飯田琉斗投手、丸山壮史内野手、綱脇慧投手、遠江颯太投手(撮影・赤堀宏幸) 都市対抗野球で最多11度の優勝を誇る社会人のENEOS(横浜市)が21日、川崎市のグラウンドで今春入社の5新人を含む全員での練習を開始した。過去指揮官として3度の勝に導いている大久保秀昭監督(52)が動きの良さに目を細める中、3年連続で主将を務める川口凌内野手(25)は「都市対抗と日本選手権の2冠」の目標を掲げた。
〝ルーキー〟たちも負けじと奮起を誓った。早大の主将を務めた丸山壮史内野手(22)は「持ち味の泥臭さと勝負強さで、信頼される選手になって、優勝に貢献したい」とただ一人の新人野手として決意を表明。埼玉・花咲徳栄高時代に夏の甲子園大会で優勝し、東北福祉大では全日本大学選手権制覇を経験した右腕・綱脇慧投手(22)は、ブルペンで捕手を座らせて30球を投げ「持ち味は、コントロールの良さで試合をつくるところだと思う」と自己PR。
右横手投げの遠江颯太投手(22)=横浜市立大=は「左打者は大好き・勝てる野球をしたい」。右腕・三野宮協太投手(22)=青森大=は「真っすぐで抑えていきたい」。最速154キロ右腕・飯田琉斗投手(22)=横浜商大=は「真っすぐとフォークでチームを勝たせる投手になりたい」と、それぞれが個性を打ち出し、全国制覇への戦力となることをアピールした。(赤堀宏幸)
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