男子200メートルバタフライ決勝のレースを終え、タイムを確認する本多灯。1分53秒87で優勝した=東京辰巳国際水泳場 競泳の北島康介杯は21日、東京辰巳国際水泳場で行われ、男子200メートルバタフライは東京五輪銀メダルの本多灯(アリーナつきみ野SC)が1分53秒87で制した。
男子100メートル背泳ぎは入江陵介(イトマン東進)が53秒08で勝った。東京五輪で女子個人メドレー2冠を達成して以来の国内レースだった大橋悠依(イトマン東進)は200メートルバタフライで4位、100メートル平泳ぎで5位。池江璃花子(ルネサンス)は200メートル自由形で2位だった。
本多は1分53秒73だった五輪に迫るタイムで「53秒台を出せたことは次につながる」と手応えを語った。五輪の日本男子でただ一人メダルを獲得した20歳のスイマーは、今年は1分52秒台のタイムを目標に掲げている。前半に積極性を欠いたことを改善点に挙げ、世界選手権代表などを選ぶ3月の選考会で「自己ベストを出せるようにしたい」と強気に話した。