第4区 今出川通を行く、拓殖大・不破聖衣来 (群馬)。区間新記録を出した=京都市左京区(撮影・林俊志) 第40回全国都道府県対抗女子駅伝(たけびしスタジアム京都発着) 群馬の4区(4キロ)を走った不破聖衣来(拓大1年)が12分29秒の区間新記録を打ち立て、13人抜きの9位でたすきをつないだ。トップと1分29秒差の22位から、驚異的なスピードで追い上げ。中間を6分10秒で通過し、そのままほとんどペースを落とすことなく駆け抜けた。2013年に走った広中璃梨佳の記録を3秒更新した。
テレビインタビューに応じ「前にいる選手をひたすら追いかけて、こういう記録を出せてうれしいです」と喜んだ。今年の目標を問われると「世界選手権があるので、そこに出場できるように頑張りたいです」と力強く語った。
不破は昨年12月に1万メートルで日本歴代2位となる30分45秒21を記録。富士山女子駅伝でも5区(10・5キロ)で10人抜きし、従来の記録を1分54秒も縮める32分23秒を記録していた。今大会は最長のアンカー9区(10キロ)の起用も予想されたが、永井聡監督は「やはりまだ疲労が残っているし、無理はさせられない」と4区の起用になった。
同区では3位でたすきを受けた宮城・米沢奈々香(仙台育英高)が首位に浮上して5区につないだ。
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