元雨上がり決死隊の宮迫博之(51)、お笑いコンビ、オリエンタルラジオの中田敦彦(39)、お笑いコンビ、極楽とんぼの山本圭壱(53)のコラボによる企画「winwinwiiin」が15日、各々のYouTubeチャンネルで公開された。中でも「宮迫ですッ!」チャンネルに上がった「winwinwiiin パート4」が話題となっている。
宮迫といえば、焼き肉店「牛宮城」の開業を目指す奮闘ぶりに注目が集まり、YouTube上で公開した開業までのドキュメンタリー動画は、軒並み高再生数を記録。「牛宮城」をめぐっては、昨年11月、共同プロデュースしていた人気ユーチューバーのヒカルが事業から撤退。富山県で焼き肉店「焼肉ハウス大将軍」などを経営するガネーシャグループ社長の本田大輝氏、実業家の本間儀彦氏ら新たな協力者を迎え、今年3月の開業を目指している。その中で、店舗の内装に新たに「2~3000万円」が必要になることが判明し、宮迫は高級腕時計のコレクションの一部を売却して資金を捻出することを決めていた。
そういった姿に、インターネット匿名掲示板「2ちゃんねる」創始者で元管理人の「ひろゆき」こと西村博之氏(45)は、「失敗してさらにお金を注ぎ込んでドツボにハマっていく話のリアル版」と、人気漫画『闇金ウシジマくん』になぞらえて皮肉。「ホリエモン」こと実業家の堀江貴文氏(49)は、東京・渋谷の大型店舗であることに危機感を募らせ、「あの席数埋めるのはマジで怖い」と厳しい経営になると予想し、「進んだら地獄」と撤退を勧めた。宮迫はその忠告に「まあ、どっちにしても地獄やからね。ただ上にのぼっていく地獄やから」と反論していた。
「winwinwiiin パート4」では、中田が数々の視聴者の“モヤモヤ”に切り込んだ。宮迫が高級腕時計を売却して資金を捻出することについて、金欠ぶりを隠さないことに多くの心配の声が上がっている。中田は視聴者目線で、協力者の本田氏や本間氏に対して、「宮迫から身ぐるみをはがそうとする悪人である」という不信感があるとした。
動画には、“黒幕”として、株式会社ノーブルプロモーション代表取締役の若林和人氏が突然登場。同氏の説明によると、同店は宮迫が単独で経営しているわけではなく、自身とともに運営にあたっていること、持ち株比率は若林氏が50%、宮迫が45%であることを明かした。その上で中田は「視聴者は宮迫さんが100%だと思っている」と指摘。「これは地獄に向かうプランではないということですね?」と問いかけると、宮迫は「ホンマに地獄に行くんだったら、しない」と返答した。
“裏側”を探った結果、中田は「これはノーブルプロモーションで出資しているから法人が絡んでるし、50%は若林さんだから、基本的には宮迫さんの生活が立ちゆかなくなることはない」と切り込むと、宮迫も小刻みにうなずいた。店舗のひと月の賃料は280万円、契約5年とされていたが、若林氏によると「途中で解約はできます。次の事業をやってくれる方を見つけて…という感じです。撤退しようと思えばできます」とあっさり。中田は「撤退できない地獄に向かう列車を走らせているように見えていた」と話し、『闇金ウシジマくん』のようなストーリーではないことを明らかにした。
最後に宮迫は「説明不足やし、なんか『思い立ったらこう…』っていうのもあって。それをうまく視聴者に伝えられてない部分もあったし。そのせいで、(関係者を)すごく悪者にしてしまって申し訳なかったです。これだけ言っておきたいのは、僕は騙されるわけではございませんので。そこだけは言っておきたいです」と強調。「この店はきっといい店になりますので」と呼びかけた。