プロ野球巨人 自主トレを公開した巨人・小林誠司=大阪府貝塚市の日本生命スタジアム(撮影・岡本義彦) 巨人・小林誠司捕手(32)が8日、大阪・貝塚市の日本生命グラウンドで中日・大島らと行っている自主トレを公開した。
午前9時に球場入り。室内で体幹強化などのハードなサーキットトレーニングをこなし、午後は屋外グラウンドも使用して守備、打撃練習を行った。終了は午後6時を回る日も珍しくないそうだが、「やったから良いとか悪いとかそんなんじゃないけど、僕は何かしないと。やるしかない。体も元気ですし、とにかく体を動かして、何かヒントでもコツでもつかんで終われたら」と猛練習にも涼しい表情を浮かべた。
守備力には定評があるが、昨季も打率・093との打撃が課題。今年で33歳となる強肩捕手は、大城、岸田らとの正捕手争いへ「年齢も重ねてきてますし、どんどんチャンスは少なくなっていく。技術不足はたくさんありますし、年々進化し続けないといけないし、もちろん結果も出さないといけない」と覚悟をにじませた。
スーツを着て出社していた日本生命時代の思い出も明かし、「スーツを着て出社した時、働いている人の姿をたくさん見てきた。野球を通して色んなことを勉強させてもらいました。今、野球を仕事にできている幸せを感じながら、色んな人への感謝を常に忘れずにやりたい」と初心に帰っていた。