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【球界ここだけの話(2556)】ヤクルト育成D1位・岩田幸宏が〝足のスペシャリスト〟へ 育成からはい上がる

ヤクルト育成ドラフト1位の岩田幸宏外野手

ヤクルトの育成ドラフト1位・岩田幸宏外野手(24)=BCリーグ信濃=は、50メートル走5・7秒と自慢の足を武器に、支配下登録、そして一日でも長くプレーすることを目指している。

「育成選手というのはすぐ切られる。あまり長く野球ができないので、支配下登録されることで、一日でも長く野球をしたい」

東洋大姫路高からミキハウスを経て、BCリーグ信濃に入団。俊足を生かし、独立リーグ2年目の昨季は63試合で打率・357、29盗塁を記録。盗塁成功率80・6%と高い数値を残し、念願のドラフト指名を勝ち取った。

走攻守三拍子そろった左打ちの外野手で守備範囲が広い。「持ち味である足と守備にはスランプがないので、確実に一日一日アピールできれば。青木選手や坂口選手のようなプロの世界で長くプレーしている人たち。そういう選手を目標にしていきたい」と力強く意気込む。

球団からは〝スペシャリスト〟としての活躍を期待されている。橿渕スカウトデスクは「代走や守備固めを担ってくれる選手として指名した。そこのポジションをまずは勝ち取ってほしい」。手動ながら50メートル5秒32をマークしたことがある2年目の並木や、D2位・丸山(明大)といった俊足好打を売りにしている同じ外野手のライバルは多い。岩田はまだ粗削りの部分もあり、ポテンシャルは未知数だ。

競争に向けて走塁技術を一から学ぼうとしている。「今は足の速さだけで来ているので、そこに走塁やスタートの技術を身につけられれば、もっと上に行けるのではないかと思っている」。〝足のスペシャリスト〟になるためにも、まずはプロの走塁習得に取り組む。

目標は高校の4学年先輩、原樹理投手(28)と一緒にプレーすること。「面識がないので先輩というだけですが、日本シリーズでも投げていて、ああいう舞台で高校の先輩が活躍しているのはすごいなと。あの人の後ろで守りたい」。〝スペシャリスト〟誕生へ、育成からの下克上を目指す。(森祥太郎)

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