1回戦 仙台育英(宮城)対桐生第一(群馬)前半30分、相手を交わしトライを決める仙台育英・最上太尊(#6)=東大阪市花園ラグビー場(撮影・斉藤友也) 第101回全国高校ラグビー1回戦(27日、仙台育英62-3桐生第一、花園III)仙台育英(宮城)が桐生第一(群馬)に快勝した。前半1分にペナルティゴールを決められて3点を先制されるも、同13分に右から展開して左サイドで受けたWTB坂本琥珀(2年)が逆転トライ。さらに同25分にはFL最上太尊(たいそん、3年)がハーフライン付近でインターセプトすると、そのまま持ち込んでトライした。
最上は同30分、後半25分にもトライを奪いハットトリックを達成。「チームとしてアタックがうまくできたと思います。(トライは)みんなが前に出てくれたおかげ」と笑顔を見せた。
名前の由来は父・英嗣さんが好きだったボクシング元世界ヘビー級統一王者のマイク・タイソン。覚えられやすい名前で「気に入ってます」という。タイソン世代ではないが過去の動画も見て「意識する部分として、強くなりたいみたいなのはあります」と笑った。
小学校時代は相撲で全国大会にも出場。ラグビー経験のある父の誘いで中学1年から楕円に夢中になり始め、「面白かった。相撲と違って倒れても前に出れる。もっと自由に走ってプレーできる」とのめり込んだ。
次は30日の報徳学園(兵庫)戦。「夏の練習試合で負けた相手。FWで前に出てバックスもやりやすいようにやって、勝って3回戦に進みたい」と気合十分に話した。
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