前半、抜け出し左中間にトライを決める中部大春日丘・小池(中央) 第101回全国高校ラグビー1回戦(27日、中部大春日丘33-5日本航空石川、花園III)前回8強の中部大春日丘が地力を見せた。主将のWTB小池陽翔(はると、3年)が先制トライでけん引し、計5トライでの快勝にも、カブトの緒を締め直した。
「勝ったことはよかったけど、改善することは出てきている。風上風下がはっきりした中での攻め方が、未熟だった」
風上から臨んだ前半11分、左中間ゴール前20メートルからSH堀陽人(3年)が前方へキックパスを送ると、小池が猛然と駆けてキャッチ。そのままトライして勢いづけ、前半は21点を奪った。ところが風下に立った後半は苦しむ場面が多く、失点も。その点を反省した。
次戦でぶつかるBシードの常翔学園(大阪第1)には、前々回大会の3回戦で敗れた。当時1年生だった小池も出場しており「何もできなくて悔しかった。リベンジができる」と2年越しの思いをぶつける。(大石豊佳)