フィギュアスケートの全日本選手権男子で連覇を果たした羽生結弦。北京冬季五輪代表に決まった=26日夜、さいたま市のさいたまスーパーアリーナ
フィギュアスケート・全日本選手権第4日(26日、さいたまスーパーアリーナ)男子シングルはショートプログラム(SP)111・31点で1位の羽生結弦(27)=ANA=が、フリーは1位の211・05点をマークし、合計322・36点で2年連続6度目の優勝を決めた。SP101・88で2位につけていた宇野昌磨(24)=トヨタ自動車=がフリーで193・94点の3位、合計295・82点で2位。SP95・15点で3位の鍵山優真(18)=オリエンタルバイオ・星槎=はフリーで197・26点で2位、合計292・41点で3位だった。
これで羽生は条件を満たし、2022年北京五輪の出場が決定。2014年ソチ、2018年平昌五輪に続き、3大会連続の金メダルを狙う。
演技を終え、羽生は「ありがとうございました。正直、6分間練習前から泣きそうで…。あと何回こういう景色が見られるだろうとか、本当に今までのがんばってきたこととか、いろんなことを思い出して。かなり苦しかったので本当にホッとしています」と振り返った。
フリーの冒頭では前人未到の大技、クワッドアクセル(4回転半ジャンプ、4A)に挑戦。練習でも一度も成功はないと話していたジャンプは両足着氷となったものの転倒はせず、「とにかくアクセルって本当に難しいですけど、それよりも全部がちゃんと、プログラムとして、『天と地と』という楽曲とプログラムにリスペクトをもったうえでできたのでよかったなと思います」と語った。
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