DeNA・桑原将志外野手(27)が21日、横浜スタジアム内で契約更改交渉に臨み、5600万円アップの年俸1億500万円(金額は推定)でサインした。新たに価格変動制の4年契約を結んだ。
「(入団した)10年前には想像もしていなかった。最大限に評価をしていただいたので、何とか結果で恩返ししたいという気持ち。僕は僕のスタイルを貫くだけ。4年というのは長いですが、しっかり一日一日頑張っていきたい」
143試合に出場した2017年を最後に右肩下がりを続け、19年は打率・186、20年は・139と苦しんでいたガッツマンが完全復活を遂げた。中堅のレギュラーだった梶谷が巨人にFA移籍し迎えた10年目の今季、2軍キャンプスタートからはい上がり、「1番・中堅」の座を奪取。135試合に出場し、リーグ5位の打率・310、いずれも自己最高の161安打、14本塁打、39二塁打をマークした。
順調にいけば来季、国内フリーエージェント(FA)権を取得する可能性もあるが「もちろんそれもわかっていた。今回4年契約の話をいただき、(三原)代表からのプロポーズだと思って、いいときも悪いときも僕のために支えていただいたすべての球団関係者の思いに、この横浜で報いたい」と大型契約を締結した。
11年目となる来季は、日本ハムから大田泰示の加入も決まったが「誰がチームにこようと競争であることは変わりない。今年どうだったからといって、レギュラーである保証はない。キャリアハイを目指して、また自分の力でそのポジションを奪う気持ちでやっていく」と語気を強めた。