稽古で胸を出す隆の勝=東京都板橋区の常盤山部屋(代表撮影) 大相撲初場所(来年1月9日初日・両国国技館)で4場所ぶりの関脇復帰が確実な幕内隆の勝が14日、東京都板橋区の常盤山部屋での稽古後に代表取材に応じ、来年に向けて大関昇進へ意欲を示した。「飛躍の年にしたい。もう一つ上の番付を目指したい」と話した。
14日は四股などの基本運動で汗を流した。西前頭2枚目だった九州場所では持ち味の鋭い突き、押しで11勝を挙げ、敢闘賞を受賞。「びっくりするくらい、落ち着いて自分の相撲を取り切れた」と手応えを語った。27歳の有望株は6場所全てを幕内上位で闘い「体の成長より、気持ちの持ち方。それが最後の場所でうまく出た」と1年間の収穫を口にした。
同部屋の大関貴景勝は立ち合いの確認などで調整。押しの感触について「まだまだ。しっくりきて、型にはまって押せるようになったら実戦をやる。自分の中で段階がある」と述べ、慎重にペースを上げていく方針だ。
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