2夜連続の日本武道館公演を締めくくったYOASOBIのAyase(左)とikura(ソニーミュージック提供) 大みそかのNHK紅白歌合戦に2年連続出場する男女2人組ユニット、YOASOBIが5日、東京・北の丸公園の日本武道館で2夜連続公演を締めくくった。
デビュー2年にして初の有観客ライブ。アリーナを潰して1682枚のLEDパネルを敷き詰めた可動式ステージに、2人が手を振りながら登場すると、待ちわびた約7000人が割れんばかりの拍手で迎えた。
2夜連続の日本武道館公演を締めくくったYOASOBIのAyase(左)とikura(ソニーミュージック提供)360度ファンに囲まれたボーカルのikura(21)は「こうやって皆さんと初めましてできたことが、とてもうれしい。武道館という日を、初めましてする日を、ずっと待ち焦がれてきました」と感無量。コンポーザーのAyase(27)も、「武道館に立つ夢と皆さんにお会いできる夢が同時にかなうなんて、こんなに幸せなことはない」と感激した。
2019年12月に「夜に駆ける」でデビューしてから2年。透明感あふれる歌声と疾走感あるメロディーが若者の心をつかみ、同曲はストリーミング累計再生数6億回突破と大ヒット。昨年末に紅白歌合戦に初出場し、2月には東京都内で初ライブを生配信したが、有観客ライブは初だ。
ikuraが「1秒1秒大切に演奏するから1秒1秒かみしめて」と叫ぶ。2人は観客と一体となれる喜びを体現するかのように、ヒット曲「夜に駆ける」のほか、新EP「THE BOOK 2」の収録曲「怪物」やフジテレビ系「めざましテレビ」のテーマ曲「もう少しだけ」など15曲を全身全霊で披露した。
ファンの前で躍動したikuraは「この空間は愛にあふれてる」と感涙し、「ここからまた、YOASOBIとして、もっと面白いことをしていきたい」とキッパリ。
Ayaseは「この幸せをかみしめて、楽しく活動していきたい。ライブもまた必ずやります」と約束した。
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